
日本では、煎じてお茶や漢方で飲むのが一般的と思われがちな高麗人参ですが、
実は様々な食べ方があります。
韓流ブームなどで、韓国料理が好きな人も多いでしょう。
そのひとつである参鶏湯(サムゲタン)には、生育1~2年の若い高麗人参がよく使われています。
普通のにんじんのように食べやすく切って使うのではなく、
参鶏湯に高麗人参を入れる場合、本場では切らないとのことです。
皮は剥いて、芽は取り除きますが、基本的にはまるごと入れてしまうのです。
参鶏湯はかなり長時間煮込みますので、最初に包丁で切らなくても、
煮込んでいる間に自然とほぐれていくのでしょう。
生育5~6年の成熟した高麗人参は、お酒やはちみつに漬けてそのエキスを抽出するというのが人気です。
高麗人参には美容や健康に有効な成分がたっぷりと含まれていますから、
お酒やはちみつにその成分を浸透させることができるのです。
高麗人参本来の味は苦手だという人でも、お酒なら飲みやすいでしょうし、
はちみつならヨーグルトやフルーツにかけて食べることもできます。
高麗人参の飴も市販されていますが、自分で作ることも可能です。
これなら高麗人参を食べることができないという人でも、
手軽に高麗人参の有効成分を摂取することができますね。
他にも、すり下ろしてゼリーやホットケーキに入れたり、好みの食べ方で楽しむことができますよ。
にんじんが好きな人なら、にんじんを料理するように
高麗人参を楽しんでみてもいいのではないでしょうか。
とはいえ、生の高麗人参が手に入りにくい日本では、
乾燥の高麗人参を煎じてお茶として飲むのがもっとも一般的です。
お茶の簡単な煎じ方としては、乾燥の高麗人参となつめ・ショウガを一緒にお湯で1時間ほどかけて煮出す方法が有名です。
鍋に材料を入れて火にかけたら、あとは待つだけという簡単さですので初めてでも失敗することはありません。
ですが、高麗人参に含まれているサポニンは吹きこぼれを起こしやすい成分ですので、
煮出している最中は目を離さないように注意しましょう。
こちら高麗人参の働きも一読の価値ありです。